俳句Blog
毎日の「ちょっと嬉しい」を俳句に・・・by 上田愛子
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俳句作品
プロフィール
2016年4月16日土曜日
それぞれに 咲きて 褒め合う春花壇
人間も・・・
それぞれが美しく咲きながら、共存できたら素晴らしい。
2016年4月15日金曜日
春の海 ゆうゆう 動く魚影かな
春の海は、ゆったりしていて
ヨットハーバーの防波堤からのぞくと、
カニがいたり、大きな魚が泳いでいたり。
人工的に整備された所にも、生き物はたくさんいるんですね。
2016年4月14日木曜日
春陰の 母の顔色 気になりて
しゅんいん の ははのかおいろ きになりて
春陰(しゅんいん)は、春の曇りがちな天候のこと。
春は、日差しも温かく朗らかな印象がありますが、
実は、天候不順も多く、冷える日もありますし・・・
そういったスッキリしない春の気候を「春陰」と言うそうです。
昨日、俳句の先生の芦屋の句会に初参加させていただきました。
その兼題が「春陰」
なんとも風情のある言葉で・・
日本語は奥が深く、気品があります。
2016年4月13日水曜日
ツルの薔薇 なかなか行儀は良くならず
モッコウバラは元気が良く。
トレリスに絡ませて、優雅に仕立てようとしましたが、
結局、あっちにもこっちにも枝が飛び出て、
自由気まま です。
2016年4月12日火曜日
土 香り 耕し人の姿なし
次の種まきのために、耕された畑。
もちろん、手作業ではなく機械を使っておられるのでしょうが、
まあ、きれいに整えられていて、
とても美しい景色でした。
2016年4月11日月曜日
散歩道 紋白蝶に 追い越され
私の歩みが遅すぎる訳ではなく・・
蝶々って、思っているよりずっと機敏なのです。
春の今、この時を、楽しげに飛び回っていました。
2016年4月10日日曜日
雑草の 春を摘みとる 小さき手
堤防に咲いている カラスノエンドウ
まだ、よちよち歩きの女の子が、手にして遊んでいました。
桜ばかり気にしていましたが、足元にも春がいっぱい。
2016年4月9日土曜日
廃線のバス標識の梅見かな
奈良県 明日香村にて・・・
使わなくなったバスの標識。
すっかり景色に馴染んで、ひなたぼっこしているようでした。
2016年4月8日金曜日
雨に散る 花に色づくアスファルト
散る風景も美しい桜。
こんなに強く降らなくても良いだろうに・・と思うほどの雨でしたが、
歩道に花のじゅうたんができていました。
2016年4月7日木曜日
車椅子 膝に毛布の花見かな
子供もお年寄りも、桜が大好き。
近くの老人ホームからお花見に来られている人達を、お見かけしました。
晴れ晴れとした顔で、みなさん嬉しそうにされていました。
2016年4月6日水曜日
人々の こころ次第の 花景色
〜世界観は、人の数だけ存在する〜
一昨日の俳句会。
4月ということで、桜を詠んだ句がたくさんありました。
職業や環境、年代によって、桜をとらえる視点が違い。
また、似た情景を詠んでいても、人によって表現する言葉が違い。
それが、
自分の感覚と似ていると嬉しくなるし、
まったく違うと刺激になって・・
様々な世界観を知ることができるというのも、
俳句会の楽しみです。
2016年4月5日火曜日
坂 急に 息の上がりし 桜狩り
奥明日香のもっと奥、入谷(にゅうだに)という集落へ。
かなり上まで、車に乗せて頂いたというのに、
そこからの坂道がすごい傾斜・・・
美しい景色を見るには、体力が必要です。
2016年4月4日月曜日
音楽が 生命尊ぶ 春夜会
おんがくが いのち とうとぶ はる やかい
音楽って・・様々な生命が存在する世界への、感謝の表現だと思う。
昨夜は明日香村のピアノコンサート。
ろうそくの灯りの中、響くピアノの音。
そして、インディアン・フルートという民族楽器とのセッション。
今、この時に生まれる音楽に、
奏者もお客さんも、一体となって気持ちの良い「場」ができる。
こんな贅沢な時間を過ごせたことが、とても嬉しい。
2016年4月3日日曜日
角曲がる 我を迎えし桜かな
曲がり角を曲がると、全く違う風景があります。
実は、この俳句を作る時に
「桜に迎えられる」にするか?
「桜に見送られる」にするか?
考えました。
でも、私はそのまま道を進むので、
迎えてくれた桜に、見送られる訳で・・・
結局、同じことなんですね。
2016年4月2日土曜日
春の水 奏でて光る 明日香川
大好きな明日香村、明日香川の風景。
万葉集にも詠まれている川で、
なにか神聖なものを感じます。
せせらぎが、心地よく響いていました。
2016年4月1日金曜日
自転車で 隣の町へ レンゲ摘み
少しだけ自分の枠から出ると、美しい世界に出会える。
子供の頃、友達と行ったレンゲ畑。
住宅街を通り過ぎ、
堤防を超えて、まっすぐ進むと見えてくる。
一面の花畑。
レンゲを編んで、花冠にしたり、首飾りにしたり、
ちょっとした冒険だったからこそ、
レンゲがあんなに美しく見えたのかもしれない。
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